OAP実験カフェvol.3“あまつぶCAFE” 2006/6/16(金)〜18(日)の雨の降る時 大枝土蔵
雨が降った時にオープンするという主旨の『あまつぶCAFE』。
企画者の池村桃子(京芸油3)と宮田雪乃(京芸美術1)の話題は天気の事ばかり‥
準備に駆けつけてくれたOAPのメンバーたち。準備の途中の休憩。
「雨が降らなければこのカフェは蒸発だ‥」という宮田の言い回しに皆は爆笑。
池村と宮田は皆の前では笑顔でいるが、内心は雨が降ってくれるかどうか不安でいっぱい。人知れず2人で雨乞いもしていたそう。(見たかった)
皆が帰った後も、2人はカフェに来てくれた人が楽しめるように空間の充実を目指して準備を進める。
池村力作第1弾!『虹色ジェリー』
赤色、だいだい色、黄色、緑色、紫色、茶色、黒色の全7種のゼリー。
もちろん、それぞれの味か違う。何味かは食べるまでのお楽しみ☆
6/16(金)は残念ながら雨は降らなかったものの、6/17(土)の天気は雨!無事開店!!
「雨が降って大喜びする」なんて、現代社会生活において、それほど実感として経験する感情ではないと思う。当たり前のようでいて非日常でもある、不思議な感覚。
カフェ入口の方の看板では、来てくれた人に指に絵の具をつけて看板にあまつぶを描き加えてもらう。人が来るたびに看板が変わってゆく。
また、傘を表に吊るしてもらう事で、CAFEに何人いるか分かる、、外にいて中の様子が分かるのが面白い。
それと同時に、これも参加型作品の一種と見る事もできる。
これらには偶然が生み出す面白さがある。
写真はカフェのカウンター席。
雨の曲と雨音が聞こえる空間。
「雨モノ採集」‥雨に関する小説や絵本、雨の曲を集めました。カフェに雨の曲を流したのでしたがその雰囲気は私はとっても良かったように思います。(池村)
「あまおと実験」‥様々な素材に雨をぶつけて雨音を変質させる。あまどいの下に設置。すごく綺麗な音になったり、不思議な音になったり。
来てくれた人にてるてる坊主を作ってもらう。
もちろん逆さまに吊るして「ふれふれ坊主」に変身!
現在このてるてる坊主たちは、楽座にて期間限定で のれんになってます。
中島彩(京芸構想4回)の作品を不思議そうに見つめる椎原さんのお子さん。
池村力作第2段!!雨つぶをイメージした『あまつぶケーキ』
冷やして召し上がれ☆
その他、“たお”こと中岡庸子の「たおの雨つぶクッキー」も大好評!!
来て頂いた方にはおみやげにあまつぶCAFEの封筒(写真左下、宮田・池村がデザイン、全4種)を持って帰って頂きましたがこれはなかなか好評でした。ささやかですがそういったものを用意したのはよかったと思います。(池村桃子)
環境映像としてUAと浅野忠信が出演する[水の女]を映写。とても静かで綺麗な映画。
「記憶の瓶」‥瓶にあまつぶを溜めて頂き様々な人の雨の日の記憶を閉じこめたもの。集まった瓶はそれぞれの人により様々で面白い。(写真左)
「量の瓶」‥大枝の家10軒に瓶を一週間置かせてもらい、どのくらい雨水が溜まるか、また場所により水の量がどのくらい違うのか、という実験を実施。(写真左)
置かせて頂いたお宅によって瓶に葉っぱが入っていたり土が入っていたり水の色が濁っていたりと雨水の量の違いよりも面白い結果が出ました。(池村)
このCAFEを通して、私の雨への思いが強くなりました。こんなに綺麗だったかな、とCAFEが終わった後も改めて気づくことばかり。お天気に左右される不安定なCAFEで、訪れる人は少なかったけれど、とてもいい空間を作り上げることが出来ました。
CAFE終了後もたくさんの方から意見をいただき、とても勉強になりました。意見をいただいたことで、やりっ放しにならずに今後のOAPの活動に繋げていくことが出来ます。さらに私の場合ですが、褒めて頂いたことも厳しいご指摘もどちらも大切な糧となります。この場で改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。Special Thanks Artist * 中島彩 中岡庸子
(宮田雪乃)
『あまつぶCAFE』終了後‥現在 楽坐にてふれふれ坊主、記憶の瓶、量の瓶、雨モノ採集など展示中!
企画:池村桃子(京芸油3回)・宮田雪乃(京芸美術1回)
(編集 前田奈央)
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企画者の池村桃子(京芸油3)と宮田雪乃(京芸美術1)の話題は天気の事ばかり‥
準備に駆けつけてくれたOAPのメンバーたち。準備の途中の休憩。
「雨が降らなければこのカフェは蒸発だ‥」という宮田の言い回しに皆は爆笑。
池村と宮田は皆の前では笑顔でいるが、内心は雨が降ってくれるかどうか不安でいっぱい。人知れず2人で雨乞いもしていたそう。(見たかった)
皆が帰った後も、2人はカフェに来てくれた人が楽しめるように空間の充実を目指して準備を進める。
池村力作第1弾!『虹色ジェリー』
赤色、だいだい色、黄色、緑色、紫色、茶色、黒色の全7種のゼリー。
もちろん、それぞれの味か違う。何味かは食べるまでのお楽しみ☆
6/16(金)は残念ながら雨は降らなかったものの、6/17(土)の天気は雨!無事開店!!
「雨が降って大喜びする」なんて、現代社会生活において、それほど実感として経験する感情ではないと思う。当たり前のようでいて非日常でもある、不思議な感覚。
カフェ入口の方の看板では、来てくれた人に指に絵の具をつけて看板にあまつぶを描き加えてもらう。人が来るたびに看板が変わってゆく。
また、傘を表に吊るしてもらう事で、CAFEに何人いるか分かる、、外にいて中の様子が分かるのが面白い。
それと同時に、これも参加型作品の一種と見る事もできる。
これらには偶然が生み出す面白さがある。
写真はカフェのカウンター席。
雨の曲と雨音が聞こえる空間。
「雨モノ採集」‥雨に関する小説や絵本、雨の曲を集めました。カフェに雨の曲を流したのでしたがその雰囲気は私はとっても良かったように思います。(池村)
「あまおと実験」‥様々な素材に雨をぶつけて雨音を変質させる。あまどいの下に設置。すごく綺麗な音になったり、不思議な音になったり。
来てくれた人にてるてる坊主を作ってもらう。
もちろん逆さまに吊るして「ふれふれ坊主」に変身!
現在このてるてる坊主たちは、楽座にて期間限定で のれんになってます。
中島彩(京芸構想4回)の作品を不思議そうに見つめる椎原さんのお子さん。
池村力作第2段!!雨つぶをイメージした『あまつぶケーキ』
冷やして召し上がれ☆
その他、“たお”こと中岡庸子の「たおの雨つぶクッキー」も大好評!!
来て頂いた方にはおみやげにあまつぶCAFEの封筒(写真左下、宮田・池村がデザイン、全4種)を持って帰って頂きましたがこれはなかなか好評でした。ささやかですがそういったものを用意したのはよかったと思います。(池村桃子)
環境映像としてUAと浅野忠信が出演する[水の女]を映写。とても静かで綺麗な映画。
「記憶の瓶」‥瓶にあまつぶを溜めて頂き様々な人の雨の日の記憶を閉じこめたもの。集まった瓶はそれぞれの人により様々で面白い。(写真左)
「量の瓶」‥大枝の家10軒に瓶を一週間置かせてもらい、どのくらい雨水が溜まるか、また場所により水の量がどのくらい違うのか、という実験を実施。(写真左)
置かせて頂いたお宅によって瓶に葉っぱが入っていたり土が入っていたり水の色が濁っていたりと雨水の量の違いよりも面白い結果が出ました。(池村)
このCAFEを通して、私の雨への思いが強くなりました。こんなに綺麗だったかな、とCAFEが終わった後も改めて気づくことばかり。お天気に左右される不安定なCAFEで、訪れる人は少なかったけれど、とてもいい空間を作り上げることが出来ました。
CAFE終了後もたくさんの方から意見をいただき、とても勉強になりました。意見をいただいたことで、やりっ放しにならずに今後のOAPの活動に繋げていくことが出来ます。さらに私の場合ですが、褒めて頂いたことも厳しいご指摘もどちらも大切な糧となります。この場で改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。Special Thanks Artist * 中島彩 中岡庸子
(宮田雪乃)
『あまつぶCAFE』終了後‥現在 楽坐にてふれふれ坊主、記憶の瓶、量の瓶、雨モノ採集など展示中!
企画:池村桃子(京芸油3回)・宮田雪乃(京芸美術1回)
(編集 前田奈央)
by oeap
| 2006-01-01 06:16
| OAP実験カフェ
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