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大枝工作隊・作業その2 2008/8/25-31

大枝工作隊・作業その2 2008/8/25-31_b0072947_025997.jpg8月25日午前9時、大枝工作隊、現場で「峠の茶屋」の材料加工始める。柱に使う木材にホゾをつくる作業。
手前から彫刻の山口、漆の中岡、構想設計の堀内、日本画の富元。

工作隊の作業は原則として午前中のみ。

建設にいたる経緯など
大枝工作隊・作業その2 2008/8/25-31_b0072947_0123841.jpg大原野の大工・大五さんから頂戴したイチョウの木のホゾ部分(未完)。あえて枝を払わず、樹皮もそのまま残して柱に使う。頂部には葉っぱもついている。
大枝工作隊・作業その2 2008/8/25-31_b0072947_0161136.jpg翌8月26日も朝から作業。
うれしいことに、近所の方から珈琲とお菓子の差し入れがあった。
作業の合間にお茶の時間。どう見ても芸大生というより大工現場の見習い。

地域の中に入り込んでモノをつくっていくこと、その作業のなかで地域の「ひと・もの・こと」と交流していくこと、そのことがここにしかない作品やプロジェクトにつながっていくこと、この循環こそ大枝アートプロジェクトの根幹ではなかったか?
大枝工作隊・作業その2 2008/8/25-31_b0072947_0234862.jpg同日、昼前、なんとか軸組が立ち上がる。
柱にしたのは、奥から丸太2本、壊された民家の梁2本、イチョウの自然木2本。それに大原野神社の建替えで廃材となった敷居を桁・梁としてまわす。
材料はみな異質。製材した同質の部材でおさめていく通常の大工仕事から逸脱している。
大枝工作隊・作業その2 2008/8/25-31_b0072947_18301437.jpg8月28日、仮屋根をつけて上にあがる。予定している展望テラスの位置。
峠の風景をながめてみる。

あらかじめ完成のイメージを決めないで、つくるなかで次のイメージを探っていく。なにせここは、大枝で今もっとも風景が激烈に変化していく場所だ。

この場所は来年には車道になっているのか。目の前の電柱はいつ動くのか。

それにしても最近、雨続きだ。作業がとどこおる。
大枝工作隊・作業その2 2008/8/25-31_b0072947_18521663.jpg8月29日、前日決定した屋根の形状にしたがって作業を続ける。うしろが片流れ屋根、前がテラス。
廃材でつくった柱を別の廃材でつぎ足して高さを合わせる。垂木の材料が足りないので、あちこちうろついて廃材をさがす。
大藪さんから飲み物を差し入れていただく。ありがたい。

通行止めのサインが後退して、大藪さんの店先に車をとめることができるようになった。商売するなということか、と工事監督に抗議したのが効いたのかな。(井上記)
作業その3


by oeap | 2008-08-26 23:55 | 峠の茶屋


高速道路建設により変容する京都・西山の風景と関わるアートプロジェクト


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