2013/11/2 (散策)大枝の秋
10月も過ぎると毎年、大枝の柿畑の風景を思いだします。今年は高速道路が完成して始めての収穫の時期。久しぶりに新鮮な美味しい柿を求め出かけました。
4月の高速道路開通時には、側道や周りの工事がまだ残っていました。いつもまにか下の池の工事も修了していました。
急な坂道を上り、九社神社のあたりから柿の実る柿畑と高速道路を眺めました。前は、気づかなかったのですが、休日であったからか交通量が増え、乗用車やトラック、オートバイの行き来する音が、よく聞こえます。工事の音がなくなったと思ったら、次は乗り物の騒音です。かつての静けさはもう感じることは難しいのでしょうか。
残された柿畑の風景やそこに漂う雰囲気はほとんど変わってないように感じます。かつての風景を眺めながら聞こえてきた風の音や鳥の声、静かに畑で働く人々の気配のほうに耳を傾けてみることにしました。
移転先の千丈墓地に願前堂や六体地蔵さんのお祀りされたお堂が完成されていました。新しくはなっていますが、形や雰囲気はかつてのものを感じさせてくれます。
お墓の入口には堂々とした記念碑が建立されていました。道路工事に伴うお墓の移転は千丈地域における歴史的な出来事として、後世に残るよう地元の人の想いとともにしっかりと刻まれていました。高速道路が完成して、大きな変化をとげたことばかりに気が向いていました。しかし、変化は止まるわけでなく、これからも何らかの形で風景の中にあらわれていくのだと感じるひと時でした。
(水口記)
4月の高速道路開通時には、側道や周りの工事がまだ残っていました。いつもまにか下の池の工事も修了していました。
急な坂道を上り、九社神社のあたりから柿の実る柿畑と高速道路を眺めました。前は、気づかなかったのですが、休日であったからか交通量が増え、乗用車やトラック、オートバイの行き来する音が、よく聞こえます。工事の音がなくなったと思ったら、次は乗り物の騒音です。かつての静けさはもう感じることは難しいのでしょうか。
残された柿畑の風景やそこに漂う雰囲気はほとんど変わってないように感じます。かつての風景を眺めながら聞こえてきた風の音や鳥の声、静かに畑で働く人々の気配のほうに耳を傾けてみることにしました。
移転先の千丈墓地に願前堂や六体地蔵さんのお祀りされたお堂が完成されていました。新しくはなっていますが、形や雰囲気はかつてのものを感じさせてくれます。
お墓の入口には堂々とした記念碑が建立されていました。道路工事に伴うお墓の移転は千丈地域における歴史的な出来事として、後世に残るよう地元の人の想いとともにしっかりと刻まれていました。高速道路が完成して、大きな変化をとげたことばかりに気が向いていました。しかし、変化は止まるわけでなく、これからも何らかの形で風景の中にあらわれていくのだと感じるひと時でした。
(水口記)
by oeap
| 2013-11-05 21:18
| みどりの停留所
高速道路建設により変容する京都・西山の風景と関わるアートプロジェクト
by oeap
リンク
カテゴリ
全体美術
音楽
大枝土蔵
誘蛾灯けいかく
大枝風景ノート
みどりの停留所
おおえ博士になろう!
峠の茶屋
アートブック編集会議
ワークショップ
ダンス
OAP実験カフェ
大枝訪問・滞在記
どぞばたキネマ
活動報告
OAP活動一覧
最新の記事
大枝アートプロジェクト |
at 2019-05-31 23:59 |
2016年夏 大枝土蔵の手入れ |
at 2016-08-21 22:30 |
2014/7/5〜 誘蛾灯・.. |
at 2014-07-06 21:15 |
2013/12/7(散策)大.. |
at 2013-12-08 16:38 |
2013/11/2 (散策).. |
at 2013-11-05 21:18 |
フォロー中のブログ
藤浩志Reportみどりの停留所
つちのいえプロジェクト
西小路敏のボイスナビ